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2019/10/02

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とことん観察マーケティング

第24回

マニアックなジャンルの配信ビジネスについて考える

  • マーケティング
 

野林徳行です。

「KEIEISHA TERRACE」にてマーケティングコラムの連載をさせていただております。

 

24回目のコラムです。

 

『カスタマーを知る』ことの大切さを毎回書かせていただいています。

 

多くの企業では、『カスタマーを知る』ことが大事と言いながら、足元の数字を優先してしまっています。

 

足元はもちろん大事ですが、カスタマーを知ることで既存事業のPDCAは回りやすくなり、新規事業の立ち上がりは早くなります。または修正の大きさが小さくなります。

 

今回は、プロレスやモータースポーツといったマニアックなジャンルの配信ビジネスについて考えてみます。

 

以前に、新日本プロレスの業績拡大についてレポートした時に、親会社である株式会社ブシロードの木谷さんが「勝負は配信である!」とおっしゃっていたことを書きました。今回は、テレビ放送によって誰でも知っていたジャンルが、今は深夜放送や、CS放送などマニアックなファンしか見ることができない状況になってしまい、なかなか一般の人からの認知を得られないコンテンツについて書いてみます。私は好きなジャンルがモータースポーツとプロレスなので、この2つを「F1グランプリ」と「新日本プロレス」で比較してみます。

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プロフィール

  • 野林 徳行氏

    野林 徳行氏

    有限会社オフィスフレンジー 代表

    1964年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。1987年リクルート入社。経営企画、事業戦略、商品企画、プロモーションプランニングなどを担当し、カスタマーを知ることに徹底的にこだわった行動で各事業の業績向上に寄与。ブックオフコーポレーションへの出向を経て、2003年ローソン入社。執行役員としてマーケティング、エンタテイメント、商品開発を担当し、数々のヒット企画を生み出した。2010年ローソンエンターメディア代表取締役社長に就任。2012年レッグス入社。CMOとしてキャラクターを活用した販売促進を強化。2016年FiNC CMO就任。人工知能を活用したヘルスケアアプリのマーケティングを推進。現在は、有限会社オフィスフレンジー代表、高木学園理事兼英理女子学院高等学校マーケティング講師、NewsTV取締役、4DT取締役、ログノート監査役。さらに、BOチャンス、聡研プランニング、ニューネックス、助成金制度推進センター、Merone、All in Motoins、はんのりとと多岐にわたる業種で顧問を務める。著書「とことん観察マーケティング」をベースにした講演・研修を実施中。

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