2019/03/01
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経営者・リーダーのための「マインドフルネス・禅」実践塾・第1期開催レポート
第9回
禅的経営について考える(3)ブッダの教え(仏教から仏法へ)~自分と向き合う(己事究明)~ 心理的安全性(補足)
- マインドフルネス・禅
- 組織
- 経営
・なぜ、この実践塾を受講しようと思ったのか?
・受講して良かったこと
・好きな禅語
・もっと聞いてみたいこと
Ⅱ.マインドフルネスと禅の違い
マインドフルネス⇔禅
・目的がある⇔ない、ただ座る
・do ⇔ be
・正念⇔正定
・有意識⇔無意識
・マニュアル⇔オートマ
・科学⇔哲学(宗教)
Ⅲ.只管打坐
今回は、25分の程度の坐禅を2回行いました。
*ポイント
・顔は正面を向き、椅子に浅く腰掛ける
・足は肩幅に
・目は半眼
・手は印を結び、丹田に置く
・今回の呼吸
①口から息強めにを吐く
②吐き切った反動で鼻から息を吸い、少し止める
③また思い切り吐く
これを3〜5回繰り返すと、集中できる呼吸により早く整えることができる Ⅳ.禅語カードコーナー(抜粋)
・脚下照顧
→自らの足元を省みる
・覚悟
→究極の悟り。執着を手放した状態
・面授
→大切なことは顔を見て伝える
cf.対機説法、人を見て法を説け
・七走一坐
→七回走ったら一度は座りなさい、ずっと走りっぱなし、ずっと座りっぱなしではいけない
Ⅴ.ブッダの教え
・四諦、八正道、自灯明・法灯明、六波羅蜜
・三法印
①諸行無常 全てのものは変化し続ける
②一切皆苦 全ては苦しみである
③諸法無我 自分だけで成立することはこの世で1つもない
・その他
冷暖自知 何もかも自分で体験して知りなさい
禅即行動・禅即実践
Ⅵ.自分への問い
「もし今日が人生最後の日だとしたら、今日やることは本当にやりたいことですか?後悔することがあるとすれば、それは何ですか?」(生死事大)
「あなたは何によって憶えられたいか?」(発菩提心)
「あなたはビジネスで誰を救済しようとしていますか?」(経世済民)
これらの問いについて、紙に書きながら改めて考えてみてはいかがでしょうか。
禅の教えを通して身体から脳を変えることができる。
例えば、書くことは、瞑想にもつながる。
心を整え、思考を解き放つ書く瞑想でストレス解消にも繋がります。
<講師プロフィール>
島津清彦(しまづ・きよひこ)
株式会社シマーズ 代表取締役
禅の心“で人・組織を強くする「ZENマインドプロデューサー」
元スターツピタットハウス代表取締役。元ソニー不動産取締役。
東日本大震災での被災を機に上場企業の社長というキャリアを捨て、2012年、経営コンサルタントとして独立起業。その後、多くの世界一流リーダーが禅に辿り着くことを知り、自らも出家得度し仏門入り。経営者と禅僧という二つの顔をもちながら、現在は官公庁、大手企業を中心に禅を活かした経営・組織開発コンサルティングやリーダーシップ研修、講演、坐禅指導等を行う。NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』BSジャパン『日経プラス10』日経ビジネス、日経アソシエ、朝日新聞、毎日新聞、AERA、日刊ゲンダイ、夕刊フジなどメディアにも多数取材出演。著書に『仕事に活きる禅の言葉(サンマーク出版)』『翌日の仕事に差がつく おやすみ前の5分禅(天夢人)』がある。一人一人が自分の夢や使命に気づき、充実したキャリアやライフを送れるようサポートすることが使命。
座右の銘は一日一生。