TOP 成功する経営者は皆、多読家。「TERRACEの本棚」 調整文化から挑戦文化へ 危機の今こそ「役員の壁」を打破するとき/『なぜ、それでも会社は変われないのか』

2021/02/24

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成功する経営者は皆、多読家。「TERRACEの本棚」

第137回

調整文化から挑戦文化へ 危機の今こそ「役員の壁」を打破するとき/『なぜ、それでも会社は変われないのか』

  • ビジネススキル
  • 組織
  • 経営
  • 日経BP 日本経済新聞出版本部 長澤香絵氏

 

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成功する経営者は皆、多読家。成功している経営者が注目している、読んでいる書籍をご紹介してまいります。
今回は、『なぜ、それでも会社は変われないのか』。本書の編集を手掛けられた、日経BP 日本経済新聞出版本部の長澤香絵氏に見どころを伺いました。

 

 

ジャパン・アズ・ナンバーワンと言われた時代を経て、「失われた30年」のうちに日本の大企業の多くがグローバルでの存在感を失いつつあります。

 

20万部超のベストセラー『なぜ会社は変われないのか』の著者・柴田昌治氏は、本書『なぜ、それでも会社は変われないのか』で、この衰退の背景に日本企業特有の<調整文化>による思考停止があると指摘します。

 

<調整文化>が根付く会社では、たとえば下記のような現象がみられます。

 

  • 部下は上司からの指示に対して「なぜこれをやるんですか?」と問い返さない
  • 取引先との打ち合わせの場で「社内で検討します」「上司と調整します」と言ってその場で返事しない
  • お互いが空気を読みあう予定調和な会議
  • 「なぜやるか」ではなく「どうやるか」ばかりに議論の焦点が集中する
  • 難しい課題ほど手つかずのまま先送りにされる
  • 優秀だったはずの新人が入社何年かすると無気力な若手になっている
    ・・・

 

このような会社を根本から変革し、国際舞台で戦える<挑戦文化>の会社に生まれ変わらせるためには、何が必要なのか?

 

本書で柴田氏が取り上げるのが、「役員のチーム化」です。

 

“役員”は社長に近い存在ながらも、経営課題として手つかずの問題でした。本来は一丸となって会社を支えていかなければならないにも関わらず、お互い干渉しあわずチームレスな状態に陥っているのも、典型的な日本企業の役員の姿でした。これでは現場が変わるはずはない、と柴田氏は説きます。

 

そこで本書では、柴田氏が代表を務めるスコラ・コンサルティングが行う「役員チームビルディング」の手法を具体的に説いています。どのように課題を洗い出し、お互いの壁を取り払うかなどを、チャートや図表を交えながら解説します。

 

本書の手法を実践すれば、「日本式」の利点を活かしながら、経営陣を無敵のチームに生まれ変わらせることができることでしょう。

 

コロナ禍で多くの企業が厳しい局面に立たされる今だからこそ、危機を突破するための組織改革は急務と言えます。思考停止状態の会社を生まれ変わらせるために、ぜひ本書で「役員の壁」打破を試みてはいかがでしょうか。

 

 

『なぜ、それでも会社は変われないのか』

著者:柴田 昌治
出版社:日本経済新聞出版
価格:1,760円(税込)

 

■目次
第1章 「答えが見つからない時代」の経営
第2章 「役員の壁」を打破する
第3章 経営層を「真のチーム」にする
第4章 なぜ企業価値は高まらないのか
第5章 「どうやるか」思考から脱する
第6章 「組織の...

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