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2023/10/19

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ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術

第168回

部下への接し方は大丈夫? 関係性向上のカギは「笑い」

  • キャリア
  • ビジネススキル

 
「無礼」な人はコストである

あまり語られない部分に触れていきます。逆に笑顔ではなく、上司がハズレのような「無愛想」「無礼」だった場合、職場や部下に対してどのような影響を及ぼすのでしょうか。
 
ある研究調査で「無礼な態度はコストがかかる」と言われています。無礼な人は、人の健康に影響を及ぼすことが近年の研究で明らかになり、免疫システムを害し、循環器系の病気やガンなどにつながる恐れがあります。また、理不尽な扱いを受けた相手は集中力や注意力、思考力が著しく低下するためミスを起こす原因になります。加えて、アメリカの心理学会の試算によると、職場のストレスによってアメリカ経済にかかるコストが、1年に5000億ドルにも上るといわれています。
 
私が今まで支援してきた会社で、若手社員の主体性が低く離職率の高い会社の管理職の特徴は「腕を組み」「不機嫌そうな顔で」「否定的な言葉を使う」人が多い会社でした。
 
侮るなかれ笑顔です。ただ、重要性を伝えても「笑顔が重要なことぐらい知っている」と思った人も多いのではないでしょうか。まさに、そんなあなたにこそ実践してほしいいのです。なぜなら、そんなことを考えている人の顔が笑顔なはずがありませんので…。

「笑い」を再現性高く作るためのメカニズム

さて、ここまでは関係開始の6~7秒間について話をしてきました。このまま職場に戻ったとしても、笑顔のまま6~7秒間静止している状態になり、結局「なんか気持ち悪いな」と部下に印象を与えてしまいます。そこで、関係開始がしやすくなるための「笑い」の作り方について伝えします。
 
笑いを再現性高く生み出すために抑えないといけないことがあります。それは、笑いには「笑いのメカニズム」というものが存在しており、このメカニズムを理解せずに相手から笑いを再現性高く生み出すことは不可能に近いです。その理由を典型的な例として1つ伝えると、職場で役職が上の人が、朝礼や全社会議で話をしているときに「今笑うとこだぞ!」と言って、聞いている側が気を使って「あははは」と笑うシーンを見たことがあるのではないでしょうか。この一連の無理やり笑わないといけない事象のことを株式会社俺では「笑いのカツアゲ」と呼んでいます。
 
このようなカツアゲ行為を行わないために、笑いのメカニズムを教えます。それは、「緊張」と「緩和」です。漫才、コント、落語など、全てのお笑いにはこのメカニズムが根幹に存在しています。
 
このような笑いのメカニズムのみならず、関係構築における目的を達成するためのスキルを理解し、部下から信頼され「力になりたいと思われる」そんな上司になることができるわけです。
 
具体的にこの書籍では、
 
・人間関係に悩む人が陥りやすい「破滅思考」
・出会って7秒間を最も重視した「関係開始」
・なぜ、あなたの発言はスベるのか「笑いのメカニズム」
・必要がない人との関係の断捨離「関係継続」
・大きなことを成すための本当の人脈作り「関係深耕」
 
など、ステップに分けて具体的に紹介しています。全ての章が部下との関係構築に役にたつ内容であることを約束します 他の記事も読む。60秒で簡単無料登録!レギュラーメンバー登録はこちら >
 
■書籍情報
おもしろい人が無意識にしている 神雑談力 単行本
 
著者: 中北 朋宏
出版社:東洋経済新報社
価格:1,650円

この記事は、アイティメディア株式会社の許諾を得て
「ITmediaエグゼクティブ『ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術』」
の連載から転載したものです。無断転載を禁じます。

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プロフィール

  • 中北 朋宏氏

    中北 朋宏氏

    株式会社俺 代表取締役社長

    井企画に所属し、お笑い芸人として6年間活動する。その後、人事系コンサルティング会社に入社し、内定者育成から管理職育成まで幅広くソリューション企画提案に携わる。入社3年でナンバーワンとなる。その後、インバウンド系事業のスタートアップにて人事責任者となり、「制度設計」「採用」などを担当。

    2018年2月9日に株式会社 俺を設立。“夢諦めたけど人生諦めていない人のために”をコンセプトに、(1)お笑い芸人からの転職支援「芸人ネクスト」や(2)笑いの力で組織を変える「コメディケーション」を展開中。コメディケーションは約260社に提供。今まで受講者は2万6000名を超える。

    新刊『おもしろい人が無意識にしている 神雑談力』(東洋経済新報社)、『「ウケる」は最強のビジネススキルである。』(日本経済新聞出版)、『コンプレックスは営業の最高の武器である。』(日本経済新聞出版)。そのほか、TBS、日本テレビ、TV東京、日経新聞新聞などメディア実績多数、講演実績多数

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