2018/01/23
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経営者がおさえておきたい、HR5大重要テーマを語る
第3回
「力はあるのにプロの自覚がない社員」をつくる日本企業。―みながキャリアオーナーシップを持てる「キャリア支援改革」―(3/5)
- スペシャル対談
- 組織
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「経営者を語る。」――今回は、豊田義博氏(リクルートワークス研究所・主幹研究員)をゲストにお迎えします。
テーマは「経営者がおさえておきたい、HR5大重要テーマを語る」。
多様な人が活躍できる職場環境とは?
働きがいと誇りを感じられる仕事の与え方とは?
人生100年時代にあって従業員の一人ひとりがキャリアオーナーシップを持つための支援とは?――
など、これからの企業経営におけるHR領域での5つの重大テーマについて、豊田義博さんと弊社代表・井上和幸で語り合っていただきました。全5回でお届けします。
井上 第3テーマは、《みながキャリアオーナーシップを持てる「キャリア支援改革」》です。
豊田 ちなみに、リクルートワークス研究所では、「一人ひとりが“生き生きと働ける”次世代社会を創造する」というミッション・ビジョンを掲げています。その新たなビジョン(6項目)をこの1月にアップしたのですが、今回の対談の1、2、3番のテーマは、実は、その6項目のうちの3つの部分に当たります。
その第3テーマですが、「人生100年時代」と言われるように、まさに長く働くということが社会的前提になってきましたよね。今の日本人は全体の60%強が転職をしているので、1社でずっと生きているのは標準的なキャリアでも何でもありませんが、多少転職していても自分自身が自分のキャリアのオーナーになり、いろんなことをちゃんと選択し、意思決定していく――という点は、残念ながら日本は非常に弱い。やっぱり企業側の選択肢もあるし、社会全体の規範や親の意向などに引っ張られている傾向が色濃くあります。このままだと人生100年時代が来たときに、それをキャッチアップできなくて漂流してしまう人たちがたくさん出てしまうと感じます。
井上 となると、会社は、いかに社員にキャリアオーナーシップを持ってもらうかを考え直していく必要がありますね。
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