TOP 社長を目指す方程式 中だるみ撃退! いつでもどこでも「やる気スイッチ」、5つの方法

2019/03/05

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社長を目指す方程式

第8回

中だるみ撃退! いつでもどこでも「やる気スイッチ」、5つの方法

  • キャリア
  • ビジネススキル
  • マネジメント

 

◆「笑顔を作れば、気分爽快!」

そうは言ってもなぁ、毎日忙しくてほんと憂鬱だよ…。

 

そんなあなた、前項の方法を応用して、いつでもすぐに気分爽快、元気になれる方法を伝授しましょう。

心理学で実証されていることですが、「人は悲しいから泣く」「楽しいから笑顔になる」は、それはそうなのですが、必ずしも真実ではないのです。

楽しいから、幸せだから笑顔になる、のではなく、笑うから(=笑顔という表情を作ることで)人は楽しく感じる、幸せな気分になるのです!

 

これも眉唾に感じる読者の方もいらっしゃるかもしれません。今回ご紹介する方法論は、いずれも全て〈スピリチュアル〉なものではなく、心理学的に実証されているものだけです。

 

心理学者のクラフトとプレスマンは、口に箸をくわえさせて実験を行なっています。

 

・笑顔になるようなくわえ方

・口角だけがあがるくわえ方

・笑顔にならないくわえ方

 

この被験者にストレスのかかる作業を何種類かやらせたところ、笑顔になるようなくわえ方をした被験者がダントツで、作業中の心拍数やストレスが低いという結果が出たそうです。

 

タフな状況は誰しも一緒だったとして、その場を笑顔を作り楽しもうというスタンスで臨んだ人が、「なんだよ、こんな作業やらせやがって」と真っ当に受け止め不満を持ちネガティブな気持ちと表情の人を、スイスイと追い抜いて良い結果を出し、自分の精神も健全になると。

 

これはやらねば損!ではないですか?

どのような状況にあっても、笑顔を作れば、気分爽快、元気になるのです。

 

◆「手足を動かせば、更に気分UP!」

前項の理論を、更に大きく発揮させる方法。それは、体を使うことです。

 

体の中でも、より主導権が強いのが「頭部より下」なのだそうです。自分の意志で動かしやすい手足が、より優位に心に働きかける力があるのです。

 

サンフランシスコ州立大のペパー教授によれば、被験者たちにスキップや変なポーズをさせて自分が感じるエネルギーの変化を調べたところ、ポーズ、動作を取るほど愉快、元気になっていったそうです。

ガッツポーズなどはこの効用が感じ取れるために、ルーティンとして定着したのかもしれませんね。

 

手足を動かせば、更に気分UP!です。

プロフィール

  • 井上 和幸

    井上 和幸

    株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO

    1966年群馬県生まれ。早稲田大学卒業後、株式会社リクルート入社。人材コンサルティング会社に転職後、株式会社リクルート・エックス(現・リクルートエグゼクティブエージェント)のマネージングディレクターを経て、2010年に株式会社 経営者JPを設立。企業の経営人材採用支援・転職支援、経営組織コンサルティング、経営人材育成プログラムを提供。著書に『ずるいマネジメント 頑張らなくても、すごい成果がついてくる!』(SBクリエイティブ)、『社長になる人の条件』(日本実業出版社)、『ビジネスモデル×仕事術』(共著、日本実業出版社)、『5年後も会社から求められる人、捨てられる人』(遊タイム出版)、『「社長のヘッドハンター」が教える成功法則』(サンマーク出版)など。

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